1)暮らしの豊かさ….建築が果たす役割 ~「noblesse oblige」
2)都市の目的…. ~「sustainability」
3)時代が育む記憶や痕跡…. ~「space dynamism」
「noblesse oblige」
生態系の中で果すべき役割から離反し、自然界のルールを歪め始めた頃から、人は自らの立場と能力を過信して飽食を貪り、気が付けば地球を支配し、未来を決定できる立場になりました。しかし同時に重い責任を負うことになったハズなのです。
「sustainability」
「永遠」という幻想が瓦解し、建築と人とが寄り添うことでしか生きられないことに気付いたとき、変化を許容して、その存在の継続が可能となるシステムの模索を始めました。
「space dynamism」
それでも…だからこそ、その時代、その状況が求める空間には、人の記憶と馴染みのいい「物語」や、日常活動のモチベーションをサポートできる適度な「刺激」、その伸びしろに期待の持てる「余白」を求めたいと考えています。